ZAK
サイバーホラー
囚われた人々がそこから逃げ出す、いわゆる「脱出物」らしい冒頭ですが、中身は良い意味で裏切ってくれます。
ゲームを現実で体験するような設定ですが、そこに出てくる武器が生々しく、リアルです。
正直なところ、あまり恐怖は感じず、3人目辺りでオチは読めたのですが、
構成が上手なので最後まで飽きずに読めました。
おそらくこの辺りでオチが読めるよう計算されて書かれているのでしょう。
ネタが徐々に明かされていくストーリー展開は楽しかったです。
余韻の残るラストも良いです。
「世にも奇妙な物語」を思い出しました。