電波少女
惜しい
じゃんけんでサバイバルという設定は、ホラー的な感じでいいと思います。
「最終的にはどうなるんだろう?」とワクワクしながら読んでました。
ですが、人間の死を軽く扱い過ぎで、話があまりに早く流れていってしまって深みが少し欠けていました。
小説だから人間の死というものは実感がないと思いますが、もう少し緊迫感があってもいいと思います。
みんなクラスメイトの死に無関心過ぎます。
せめて親友が刺されて死んでしまった場面や、死体がゴミ袋の中に捨ててあった場面は凝縮せずに1ページに1文、
“ゴミ袋に捨ててあった”
という風に書いたほうが緊迫感があっていいと思います。
文句みたいに書いて悪いと思いますが、全体的にとても面白かったです。
最後のエピローグも続きがありそうな感じで、私的にはとても好きな終わり方でした。
ですが少しだけ惜しかったですね。
以上です。あくまで個人的な意見でした。