若頭が恋したのは亡き夫を想うシングルマザーでした。
『お前達は俺が守る』
男は言った
『オレ、ヲ、ウラギッタ、ノカ』
もう一人の男はそう言った
愛が憎しみに変わるとき
人は愛した記憶を忘れるのか
***
二人の男に翻弄され、どちらを選ぶのか
当の本人も分からない
女を巡って闘いが今、始まる
私は貴方に恋をしていたんだね
『この恋に気づいて、私』
春樹・・・。
シングルマザーと若頭の愛の物語
「リナリア I」の続きです。