りんず

第二部を待っていました
ただのキャバクラ嬢ストーリーじゃない。
一人の女性の生き方を読める。

この一言に尽きます。折り重なる人間関係や、【生き方】についての描写、なにより葵のモノローグが深い。
一人称の小説は多いですが、葵のモノローグ(著者さんの演出)は秀逸です。

第二部での葵の生き方は一部の頃とはまた違った深みがあって、彼女の生き方に対する輝きをひしひしと感じました。
輝きを失ったときの葵の姿を読むのがまるで自分のことのように辛く思え、敏がやってきたときには心から「よかった!」と思えました。

クールな葵、その生き方。
とても大好きでした。

必読です。
時間のある方もない方も、ぜひ。