アミィ

近づくこと
この作品は今まで私が呼んできた小説の中でも異色を放つ作品です。

近づきすぎてしまってお互いの溝がどうしようもなく埋まらないことばかりが浮き彫りに目だってしまう。
おたがいに傷付き、傷つけることにおびえ、遠回りをしてしまう。
表と裏。
表裏一体だからこそ交わる事ができなかった部分がある。

でも、最後にはその違いを受け入れようとしているんだと私は思います。
この作品は心から苦しくなる切なさのある恋愛小説。