私の全てだったあの人がいなくなり
絶望の日々を過ごす私に、君は色をつけてくれた
あの人の色しか知らない私に、新しい色を教えてくれた
これからも、きっと、ずっと新しい色を教え続けてくれる
そして、私が君色に染まるころ------------
朽木 紘
「わからない、わからないの…
どうして私は今ここにいるの……?
ねぇ、“ ……”ここから、出して------------」
九瀬 一哉
「お前はただ守られてればいい」
表と裏、交わることのない線と線……のはずだった
交わる事のないはずの線はいつの間にか他の何かに変わっていたようで
まるで惹かれ合うように私たちは出会った
それが運命か必然かと言われたら、私はきっと-----------