君の声が聞きたくて。 【完】

作者佐藤 みつ

「ほんとにいってんの?それ」








“やりたいことができた”






そう私に告げ、世界に飛び立った彼は今...






―――どうしているだろう?






“元気ですか?”





せめて“声”を聞かせてください。





『君の声が聞きたくて。』





「ちゃんと、いいなさい。」




『...ック、別れよう』





カメラマン 眼鏡系妖艶男子


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小説家 サバサバ系女子





彼ら二人にはかけがえのないたった一度の恋だった。