私の大好きな”カレ”は、私を愛してはくれない。
「別れたい」の4文字を言い出せない事は、昔っから知っている。
”私を抱いて”
どんなに、愛してはくれなくても
”カレ”の”カノジョ”である事を自分で言い聞かせるかのように、体を重ねる。
だけど、抱かれた後に襲ってくるのは
”カノジョ”の実感ではなくて…
大きな涙。
「なあ、葵。俺たち…別れ「あ!昨日ねー!」
「っ…」
本当は気づいている。
あなたを傷つけていることは。
でも、私だって…
あなたを
愛しているから。
初シリアスです!