偽りの偽り　

相変わらずのキャラ達 『抱きしめられたら…』が大好きでした。 そこに出てくるキャラたちはみんな個性的で、まさに自由に動き回っている感じ。 そんなキャラたちの一人岡本さんの相手の貴子さんは、これまたそんな既存のキャラたちに負けず劣らずの人物で。 すごく読んでいて楽しかったです。 どちらかというと、前作ではおかしいながらも、あのキャラの中では頼りがいのある岡本さん。そんな岡本さんが実は、弱弱しい姿があって、冷たかったり、不器用だったり。違う一面が見れました。それとは逆に、『抱きしめられたら』のすごく情けない相川さんが今回は、いろいろとフォローを入れたりと、それぞれのキャラのギャップに読みながらわくわくさせてもらいました。

抱きしめられたら……できちゃった！×３ わたくし、貴子お嬢さまの運転手を任されておりますセバスチャンと申します。 この度、貴子お嬢さまが婚約されたこと、とても嬉しく感激いたしております。 貴子お嬢さまは、 態度はでかいし、庶民と感覚がズレておりますし、男を見る目もないしと、それはそれは困ったちゃんではありますが、根は優しいお方なのです。 その優しさをきちんと見抜いてくれる方が現れて（空気読めないけれど） 両思いになれて（わがまま同士だけれど） 子宝にも恵まれて（ヤっちまったか） このセバスチャン心よりお祝い申し上げます。 思えばお嬢さまにはいろいろ苦労させられました。 出戻りのたびに呼び出されたり（婚約と婚約解消の繰り返しで疲れましたなあ） とあるお宅に伺ったとき、お嬢さまだけ婚約者の車で帰られて、わたし一人見知らぬ作家の駐車場に取り残されたりもしました。 それも今となっては良い思い出です。 お嬢さま、ご婚約おめでとうございます。 これからもセバスチャンはお嬢さまを見守り続け…… え？ これからは自立する？ わたくし、クビですか？ えええ！？

あたらしい マザコン…あたらしい(*´ω`*) おもしろすぎて 何回も読んでしまいました にやにやしてしまいますｗ