雨眩暈【完】

作者柑子

天氣豫報が外れた朝に、君の傘が転がった。あの日逃げ出してしまった僕は、情けない後悔を引き連れて、君までの路を足早に進む。嗚呼、君はまだ、其処に居ますか。






天氣豫報が外れた朝に、君の傘が転がった


世界は今日も苦手なモノで溢れていて、

臆病者の僕は後悔を引き連れて歩く





まだ僕は君を求めているんだ

情けない僕を嗤ってくれよ


どうか其処に居るのなら、





#フォロワーさんをイメージして小説の書き出し一文 より

Thanks 煙屋イヲ様


2014.12.15 fin