「ーたすけて。」何度叫んだ事だろう。当たり前の日常がある日突然奪われた。研究所で働く母親と主人公こと、みことは、日本の将来を担う優秀な研究者だった。そしてある日母親が消された。みことも巻き込まれ、起きた時には……。
「ー。またきっと会えるよ。」
そうして彼は、スイッチを押す。
爆発音と激しい光に包まれる中、
私の中で、何かがカチッとなる音がした。