だいちゃん

作者かおり

幼なじみの“だいちゃん”。ずっとずっと、私の世界の全てはだいちゃんだった。




赤ちゃんの時から


ずっと



私の隣には“だいちゃん”がいた





ずっとずっと追い掛けていたのに



いつから名前を呼ばれなくなったっけ?



いつから目をそらされるようになったっけ?



いつから話し掛けてくれなくなったっけ?



いつから笑いかけてくれなくなったっけ?




いつから見失ったのだろう?