神様は意地悪だ――茶髪にピアス、垂れた目尻に泣きぼくろ。無機質な蝋人形のように感情の読めないこの男が、世界で一番嫌いだ。
風が雲を運ぶように
咲き乱れた花が朽ちていくように
夜の海で星を辿るように
ただ静かに
この想いを
《完結》