こころの隙間回想桃華の人生を恋愛を中心に描いてゆきます。不器用な女の子達へ贈ります。
彼しか見えなかった。
彼以外どうでも良かった。
結婚するなら彼しか考えられなかった。
はじめての恋なのに。
付き合ってから月日は流れ
学生だった私達は、社会人になり
環境が変わり、いつしか彼への執着は薄れた頃
彼は新たな恋を見つけた。
「お前の事は好きだ。だけど他の女が見たくなった。」
この言葉で始めての恋は幕を閉じた。
真っ直ぐだった心は行き場を無くして
彷徨いはじめ
心の中に空間を作ってしまった。