霜月 沙羅
本当に癒される
うり夏シリーズ3作目のお話です。相変わらずうりちゃんは可愛いし、雲罫もいい味を出しているしで読んで良かったと思える作品でした。
今作は大きな出来事というものがありませんでしたが、読んでいると癒されます。栗やサンマなど秋のものを登場させるのも見事で、まるで自分も隼人たちと一緒にいるかのような感覚になりました。五感に訴えてくるリアルな描写が良かったです。
ラストも、すごく後味が良いです。自分は最近、あのラストの言葉を言っただろうか……と考えさせられてしまいました。そして、不覚にもジーンときてしまいました。本当に良かったです。