いっしょに!
一緒に「にゃーん!」としたくなります。

きっと微笑ましいの一言では片付かない素敵な宝石の、キラキラした断面を見ているような気がします。

でもそれはきっと、硬い質感ではなくて、真綿でくるんだやわらかい石なのだと思います。


栗を生で食べるシーンのときに、どんぐりを生で食べたときの思い出が蘇り、舌が痺れました。

たけのこを生で食べたときの思いでもよみがえりました。

暖かくて、感動できて、切なくて、楽しい。色々なとても幸せな要素がふんだんに盛り込まれた小説です。


まるで「ひらがな」のようにやわらかくて、やさしい物語はいろいろな人に読んでもらいたい作品です。


ありがとうございました。