主水は、機械城の地下にあるロボ獄につれていかれる。ロボット専用の獄舎である。
暗い。照明がない。太陽の光りも差し込んでこない。機械油のすえた匂いがした。加えて、何かが腐敗しているようだ。
獄の中には数体のロボットがすでに入っている。
「ここで待っておれ、いずれご沙汰がある」 ロボットは言い置いた。獄の中は、不法を働いたロボットで一杯だった。ここに連れ込まれる折、手荒なことをされたらしく、各々のボディはかなり痛んでいる。手足のもぎ取られているロボットも何体かある。
「お前さん、どんな悪事を働いたのかね」