桜の散ったあと

作者さくら


すきになってくれたら、

もうそれ以上なにもいらない。


本気でそう思えた、恋だった。




桜は散って、からっぽになったあたしに


光をくれたのは。



「咲くよ。何度でも」



ねえもういちど、歩いてゆけるかな。


2012.07.15~