春から高校1年生になった天野夏紀、彼女が通う学校は私立青学高等学校、ここは部活動が盛んな学校であり全国区レベルである。そのため設備は良く、学校の敷地面積も広い学校である。
今日から始まる部活見学、夏紀はどの部活に入ろうか迷っていた。
「ねえねぇ、夏紀」
横から声をかけて来たのは夏紀の親友、笹森優香。
優香とは中学の時に同じ部活で知り合った。中学、夏紀が入っていた部は吹奏楽
「うーん、まだ全然きめてない…」
夏紀が部活のチラシを見て悩んでいた。
「そもそも、夏紀は運動苦手だしね」
夏紀が余計に頭を抱えた。夏紀は吹奏楽をやっていたので体力には自信があるけれどだからと言って運動は全くダメ。中学の時していた吹奏楽はこの高校には無く文化部は芸術部だけでした。チラシを見て難しそうな顔をしている夏紀を見た優香が、
「なら、これはどう?」
差し出したチラシはバスケットボール部
「え、無理だよ、運動音痴の私なんか絶対に…」
「違う違う、ここよここ」
指を指したのはマネージャー募集中と書かれてた
「マネージャー…?」
「これから夏紀も出来るでしょ?」
「マネージャーかぁ…」