「…おまえと雅紀がいっしょにいるともやもやするんだ」

幼馴染のわたしたち。
一体いつからこの関係が壊れてしまったんだろうー…

ずっとこのまま三人でいたいーー


幼なじみの三人。

七年前、泣きじゃくる私の手を握りしめてくれたあの人に、私は恋をした。


この関係を壊したのはいったい誰ーー?



「無防備……」

暖かく私を包み込んでくれる、ひだまりのような彼。




それでも私はーー


「あいつといるのを見てるともやもやするんだ」

寂しげに微笑むのそばにいたかった。のことなら何でも知りたかった。


揺れる恋心の行き着く先はどこなのだろう。



「 朝日、俺はね、ずっと君のことが」


私はまだ誰も知らない秘密を知る。