Legend of kiss5 〜森の王子編〜

作者明智 颯茄

 精霊族の王子と人魚族の姫。
 恋に落ちたふたりは、大きな力によって、引き裂かれ、五千年の時を経て、再びめぐりあったが……悲劇がまた始まろうとしていた。

 =Legend of kiss1、2、3、4を読んでいない方は、ネタバレ注意です=


 オリヴィーン王子のルシア シンダール、21歳は、精霊族のため、転生しても、過去世の記憶が残る。

 だが、スメーラ神の部下である、悠(ゆう)の提案で、前世の記憶を消されて、来たる五千年後の、運命の一年間を戦うため転生することとなる。


 それから時は流れて、十六年弱が過ぎ、ルー スチュワート(ルシア)、十五歳は、イギリスから、日本の煌彩(こうさい)高校へ留学生してくる。

 春風を帯びた天使のような美少年で、思考回路は複雑怪奇。

 ルーは、運命に導かれるように、クラスメイトの、神月 亮(かづき りょう)と出会った。入学当初から、ルーは亮に以前会ったことがあると言うが……魂の奥底で、何かが待ったの声をかけていた。


 亮の十七歳の誕生日を機に、同じ運命を背負わされた、転生の輪のメンバーは全員、別世界、ラピスラズリへと飛ばされてしまう。

 ここは、五千年間、時が止められていた世界。

 

 ルシアは精霊族のため、東の森(自国)から出ることが許されていないが、過去の記憶をなくしており、魔法もうまく使えない状態。だが、持ち前のミラクル思考回路で、どんどん思い出していき、人魚姫のリエラ カリアント(亮)と、五千年の時を経て再会するが……物語は悲劇へと向かってゆく。


 キスにまつわる伝説物語、第五章の始まり。


 この物語は、恋愛シミュレーションゲーム要素、30%あり。

 ですが、まるっきり同じルートは辿りません。

(同じ登場人物、設定は出てきますが、まるっきり同じ場面は出てきません)


*この作品は、小説家になろう、エブリスタでも、掲載しています。