どうか聞いてくれませんか。私達の物語。
うたかたのように儚く、桜のように美しかった私の宝物の日々。
あの頃に戻れるなら。
私はどうするんだろう。

「私には、未来がないの。」



大好きな親友。ずっと一緒にいれると思ってた。



だけど、彼女の人生には短すぎるタイムリミットがあった。



そして、彼女と私の出会いが、私たちの運命を変えた。




加速する恋心。近い未来にくる終わりの日々。





「私は、生きたい。1秒でも長く。」




「全部に終わりがあるなんて信じたくない。終わらせたくない。」




「せめて、笑ってほしい。これが多分最後のワガママだから。」



「どれだけ時間がかかっても、お前が俺を見つけてくれたように、俺がお前を見つける。」





限られた時間の中で、精一杯生きた、私達の人生で多分、1番輝いていた日々の物語。






(この物語はフィクションです。実際とは一切関係ありません。)