息ができないくらい苦しくて苦しくて、
手を伸ばしても
抜け出すことなんてできなくて、
狭い水槽の中でずっと我慢してた。
それなのに、
アナタがここから掬い出してくれてから、
温もりを知ってしまって、
優しさを知ってしまって、
寂しさを我慢できなくなってた。
「……泣いていい。」
アナタの水槽に移されてから、
私は息もできないくらいの恋をした。
酸欠金魚
私は自由に息をして、
私は自由に生きていいって、
アナタとアイツは、
私に呼吸もできないくらいの、
〝恋〟を〝愛〟を
教えてくれました。