小毬汐日

優美な世界の表裏
さすがは実体験をもとに書かれているだけのことはあります。
着付けや芸者の用語などの記述がとても具体的で、それらを始めて目の当たりにする読者たちは、自然と里と同じ視点に立ち、その気持ちを共有することが出来ます。
梅乃の最期の舞のシーンは比喩や改行が巧に用いられ、美しさとはかなさが効果的に表現されていました。
話の展開も劇的で飽きが来ないし、何より魅力的な登場人物がよく生かされていますよね。
やや誤字脱字が見受けられるなどの文章の不安定さがありましたが、興味深い内容がそれを充分にカバーしていました。
是非里ちゃんには幸せになっていただきたいものです(*^^*)続き、お待ちしております!