人でなしの宍田様とちっぽけなお嬢様の、青春を捧げた愚かな過ちのお話。遠い昔の、御伽噺。そんな、綺麗なものではないけれど。此の愛すべき愚かな物語に終焉を。
残るものなど何もありません
残りましても虚しいものです
最初からわかって居りました
今でも私は
過去を呪っているのでしょう
この愛すべき
愚かな物語に
終焉を。