千の年を数えて

作者木尾









僕の目を覚ましたのは、君か?




うわあ、あっ、その、スイマセン






肝試しで訪れた洋館



俺はつい、吸血鬼の目を覚ましてしまいました。





「死体は安らかに眠るべきだ、そう思わないか?」




そう言って刀を振る姿は、まさに鬼だった