何が本当で何が嘘なのか
きっと、そんな事は誰にも
分からないのだろうと思う
「……全部、俺の所為だから」
悲しげに笑う貴方の温もりが
どうしようもない程愛しくて
「お前だって、十分ずるい」
あの人の真っ直ぐな想いが
泣きたくなるほど苦しい
強く大切に想っているもの程
簡単に自分の手をすり抜ける
失いたくないともがき続ける
私を嘲笑っているかのように
「一度壊れたものは簡単には元に戻らない」
後悔の涙が視界を滲ませる中
世界が崩壊する音が聞こえた
2010.05.21~2010.08.10