或る少女の独白

作者海原 美貴

これは、救いようもない愚かな少女の独白。どうか彼女に一抹の救済があらんことを。


私は、救い様のない人間です。



いまさら、悔い改めて何になるのでしょうか。


ですがせめて、この手記で告白させてください。



神様もそれぐらいならば、許されるでしょうから。


哀願して許されるのならば、どうか一抹の救済を。