七色花火、夏色夜空の下で

作者無垢

幼馴染二人の間で揺れる主人公の恋心。

そして、幼馴染二人が主人公に隠した真実を描いた少し甘くて少し切ない青春の物語。

男の幼馴染二人に囲まれて育った主人公・仁菜子は偶然にも中三の夏から音信不通になった幼馴染・奏太と再会する。

しかし、奏太はもう一人の幼馴染・光太郎と喧嘩をしてギクシャクしている様子だった。

二人の仲裁として入る仁菜子だが、女子から陰湿な嫌がらせを受けていた事を二人に隠していた。

そんな仁菜子が何かを隠してる事に気が付いている二人は、喧嘩をしてる振りをしながら主犯格を必死に探していた。


主犯格を見つけ、嫌がらせも落ち着いた頃、仁菜子は屋上で奏太と光太郎の会話を聞いてしまう。

奏太と光太郎が今まで隠していた事を全て聞いてしまった仁菜子は一度は二人から離れようとするが、仁菜子の想いは日を追うごとに大きく膨らんでいく。


明るくて少しお馬鹿な奏太と感情的では無い頭脳派の光太郎。

二人のナイトの間で揺れる仁菜子の恋心は何方に傾くのか。