30回の「ごめん」

作者kasuminn

「好きです。」
30回、初恋の彼にそう伝えた。
「ごめん。」
30回、初恋の彼にそう言われた。

なぜ、少女はそんなにも思いを告げたのか?
切ない純愛ストーリー



「好きです。」



この言葉を30回、私は初恋の先輩に告げた。



「ごめん。」



私は30回、先輩のその言葉を聞いた。




少しでも、あなたの心に残りたい。



そう思うのは、罪ですか?




一つ年上の、優しい先輩

    

     ×


そんな先輩に恋した、純粋で真っ直ぐな少女。




「先輩と付き合いたいわけではないんです。」



「ただ、私の事を覚えていて下さい。」




一途な少女が抱える切ない事情とは?





※不定期更新です。