漆黒の薔薇[完]

美しき少女はその日現れた。

何も映さないその瞳は儚く揺れる。

街を歩く人は、そんな彼女をこう呼んだ。

儚き華…ー。

「あたしは、あんたがいてくれればそれだけでいい。どうせ、誰もあたしを理解出来ないんだから。」

闇有り少女と愉快なヤンキー集団。

「俺がお前を救い出してやる。だから俺を選べよ。」

クールな黒髪総長。黒馬 雅姫

「あんたは俺が助けたいと思った初めの人だから。だから、俺に頼ってよ。」

優しい紳士的副総長。白木 悠星

「君のその笑い方は嫌い。だけどさ、君の笑顔が見たいと思う僕はなんだろうね。」

癒し系の人間不信幹部。浦木 大成

「お前を助けるのは俺の役目。いつだって、俺がお前の側にいるから。」

謎の赤茶髪の男。 満希

「本当はずっと君を守りたかった。だから、俺を見てよ。」

爽やかな兄的存在。松橋月。

「…なんだこの生物は…？」

担任教師。桐ヶ谷眞尋。

「あたしは…ー。」

最後に彼女が選ぶのは誰？

この小説は某サイトで執筆していた作品をそのまま転載したものです。

ｲｲﾈありがとうございますっ。たくさんのしおりや閲覧本当にありがとうございます(*^^*)