『私の名前は”藤川 零”』
学校でのあだ名は
“幸 薄子”
長い髪で顔を隠し
スカート丈はひざ下。
彼氏なし、友達なし、
それでも結構充実した生活を送っていた。
ーーーーーーーーーーーーーー
「お前、生きていく能力すごいな」
『そうですか?』
「逃げたいとか思わないのか?」
『え、逃がしてくれるんですか?』
「いや、それは無理だ。」
『無理なのかい!』
ーーーーーーーーーーーーーー
悲しみを忘れた1人の少女と
裏の世界に生きる1人の男。
"愛"を知らない2人は、
1つ屋根の下で暮らすことに…
ー