佐倉あみ
生きる意味そのヒントが見つかる
なんで生きてるんだろう…私も拓斗のように思う時があります。
なんとなく同じ毎日を過ごして、なんとなく毎日が過ぎて行く。
そんな曖昧な生き方でいいのだろうかと思うことがあります。
たいそれたことではなく、それは本当に些細な胸のひっかかり。それがどんどん浸食していき自分だけでは抱えきれない大きな大きなものとなる。
それに押し潰されてしまう前にそれを吐きだすことが必要と言った雪斗の言葉になんだか涙が出そうになりました。
ジャンルはファンタジーですが、拓斗のそして雪斗の言葉の一つ一つがガツンと胸に響き、生きる意味、生きる勇気、生きる希望をこの作品を読んで見出せた気がします。
すごく心温まる素敵なお話でした。