純情サドくん

作者千羽 いち


純情サドくん。
それは私がつけた、彼のあだ名。
私とサドくんしか知らない、彼の呼び名。





「ねぇ、サドくん。」









「なんですか、カノさん」







「サドくんって純情だよね」








「違いますよ。僕は硬派なだけです」








純情サドくん。




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※この物語はフィクションです