追憶のエデン

作者黒月優雨

「身体の隅々まで僕で塗り替えて?」 堕天使、神、始祖――彼らの愛は一途でどこまでも甘くて、狂気じみていた。そう、誰も知らない神話の続きがあの夢から動き始める。

そこで主なる神は女に言われた、「あなたは、なんということをしたのです」。女は答えた、「へびがわたしをだましたのです。それでわたしは食べました」。


(旧約聖書-創世記-/第三章)



騙されたなんて、それは嘘。



貴方に出逢って、

愛されたいと願ってしまったから。



無垢なままじゃ、貴方と愛し合えないって

何処かで気付いていたから。



でも…



――貴方もこうなる事を、

本当は望んでたでしょ?








これは彼とあたしの

長い、永い時間が紡ぐ恋物語。