私は
過去も今も
あの世界に染まってる
息苦しい''白''の世界で
誰の手も握らない、誰の手にも縋らない
そう生きてきたし、これからもそう生きる
未来もこの似合わない''白''に染まるはずだった。
「ほら、こいよ。お前が見たことない景色見せてやる」
あなたが私の世界に土足で踏み込んでくるまでは。
「外堀は埋まってるからね?これで逃げられないよ。」
「ん?眠いん?ほんならほら、膝おいで」
「僕ねこのお菓子好き!(だからさっさともっと買ってこいや)」
「はぁ?てめぇ俺様のかっこよさにケチつけるたぁいい度胸だな?」
「たく、ほんと躾なってねぇ猫だな。まじで首輪すんぞ」
「猫じゃない、……し」
初めて見る、''白''ではない所からの景色は、
輝いていて
眩しかった
貴方の隣にいれて、
よかった