スカイツリーを盗んだ男  【完】

作者高塚由宇

病床に伏す少女を照らすスカイツリーの光は、少女にとっては眩し過ぎた。
男は、少女を照らすその眩し過ぎる光を盗む事にした。




病院のそばにあって力強く輝くスカイツリーと、そのスカイツリーの奥のほうでうっすらと輝く東京タワー。


病床に伏す少女を照らすスカイツリーの光は、少女にとっては眩し過ぎた。