私はいじめっ子。彼はいじめられっ子。そんな歪な私達の関係は卒業するまで続くと思っていた。
偏差値は48
少しお馬鹿な学校で
クラスの視線は私に注がれる
いじめっ子だと
「私が飲みたいのコーヒーなんだけど?」
「えっ、でもさっきミルクティーって…」
「そんなの忘れた。
さっさと買い直してきてよ」
「じゅうー、きゅうー、はーーーーち…」
「……っいってきます」
私達の関係は
いじめっ子といじめられっ子
だったはずなのに
「…好きです!
つ、付き合ってくだしゃい!」
「はぁ?…………はぁ?」