好きな人は嘘つきでした。

作者rika

『付き合うって何?俺は誰とも付き合わないよ。』そう言って、私を優しく抱きしめる。傷ついても傷ついても、私は貴方を待っていた。ねぇ。いつから、私のこと騙してた?

何が嘘で、何が本当なんだろう。



『俺は誰とも結婚しないし


誰とも付き合わないよ』



鋭い目を向けながら

貴方は私にそう言った


『それでも良い、側にいれるなら』





貴方と過ごした10年という日々。

何度も離れようとした、何度も嫌いになろうとした。

それでも、神様は私たちを離さなかった。

運命だと信じてた。

何度裏切られても

何度突き放されても。


それでも私は、あなたを信じてた。


何が嘘で、何が本当だったんだろう。

真相は闇の中。



『俺は嘘は嫌い。』

そう言ってたのに。

わたしのこと、いつから騙してた?


わたし、いつから騙されてた?


ぜんぶウソだった??


わたしには、わからない。