「僕と友達になってください」
「私も、友達になりたいです」
ねぇ、瑠奈
僕、ちゃんと残せたかな?
"僕が生きた証"
すべての真実を知った時
君は泣きながら言うのかな
"そんなの信じない"って。
そしたら僕はきっとこう返すと思う
"目に見えることだけが真実とは限らない"って。
勿忘草
わすれなぐさ
君と過ごしてきた時間は
僕にとって
とても大事なものだから
君に忘れて欲しくないんだ……
お願い、君のなかから僕を
消さないで
※この物語はフィクションです。
※植物園の花を勝手に抜いてはいけません。