彼は、北高の頭、らしい。
服装はだらしなくて、
目つきは悪くて、
髪の毛にやたら気合い入ってて、
北高の不良をまとめてて、
喧嘩は強い。
要するに不良。
……で、北高の不良のトップに君臨してる。
絶対に、
関わるような人じゃ
ないと思ってた。
……のに。
それでも、君に、恋をした。
「……後藤くんって本当は良い人なの?」
「え、なに言ってんの?俺超良い人だよ!」
「…………そういうのって、自分で言うと有り難みが減るよね。」
「え、いや、あの、由佳ちゃん?そんな、本気で蔑んだ目で俺を見るのは酷くない?」
不良少年×優等生少女
いつの間に、
こんなにも君が好きになってたんだろう。
20000Hit御礼小説