逢崎 奈零

まさに純文学。
読み終えた後、「儚い」と「美しい」という感情が残りました。

なんと表現したら相応しいのか分からない、作品が醸し出す世界観に飲み込まれてしまったかのような感覚に現在陥っています。


4つの目線から成り立つお話。タイトルにある「運命が交差した」という言葉通りに、それぞれが繋がるようにリンクしている。

視点がカラスであったり、黒猫であったりするのは別視点から分かり、作者様の構成能力の高さが伺えます。まるで伊坂幸太郎作品を読んでいるよう。


純文学がお好きな方は、是非一読してみることをおすすめします。


素敵な作品をありがとうございました。