涼音

幸せを求めて
虐待を受けていた恵里香と、母親のご機嫌を伺っていた哲哉。
そんな2人が求めていたものって、私たちにとってはごく普通の幸せだったのではないかなと思いました。

ミステリータッチで描かれていて、次の展開が気になって夢中で読みました。
結末は……100%ハッピーではないけれど、希望が残っているように感じました。
いつか、2人が心から笑いあえる日がくればいいなと思います。

文章や表現がとても上手く、丁寧で読みやすい作品でした。おすすめです。