瑠愛
何度も読み返したくなる作品
青春は、痛々しいほどの切ない思い出と共にある
そんなふうに感じる作品でした
そよ子、そら、想太、新……
それぞれの登場人物が
みんな報われない想いを抱えていて
読みながらそれぞれの気持ちを思うと
とても切なくなりました
恋というものは全てが
決して幸せの方を向いてるわけではない
それがわかっていながらやめられない
人間の感情の複雑さが繊細に描かれていて
胸にジンと響きました
痛みを経験しながらも
きっと乗り越えて
いつか想いが報われるように
そんな希望を残したラストも
晴れやかでとても良かったです
強さと繊細さを感じさせる
とても素晴らしい作品でした