NAO
形は違えど恋により成長する男女
『あの人のようになりたい』と願った、そよ子の恋。
『いつも隣にいた』永遠を信じた、想太の恋。
『初めての友達、何でも話せる親友』ひたむきな信頼から始まった、そらの恋。
『失って初めて気が付いた』終わりからの、新の恋。
四人の男女がそれぞれ恋をし、それは複雑で今まで体験したことのないような困難な恋に発展するのだが、それにより、人間としても成長していく様が十代、二十代らしい残酷さと瑞々しさいっぱいに描かれています。
読者は登場人物の誰かに共感し、共に乗り越える術に気づくことができるのかもしれない。
逆に登場人物の誰かに反感し、反面教師として学ぶことがあるかもしれない。
傷つけるつもりはないけれど誰かを傷つけてしまっているような気がする。
そんな多感な時期の皆様に、読んでいただきたいです!