倖菜

妖艶
文が秀麗で、余計な形容なんてまるでなくて。

行間に隠れる主人公の想いを自分なりに考える楽しみを引き立たせるような書き方ですね。

思わず一気に読み耽ってしまいました。
描写も生々しく妖艶で、敢えて淡白であろうとする主人公の心理がかえって切なくて。

愛していても口にしてはいけない時、体だけでも繋がっていたいと思ってしまうのはわかっていても苦しいものですね。