朝焼けに消ゆ【完】

作者未来

世間知らずな少年、罪を重ねる女、目的のためなら手段を選ばない男──彼等の描く“世界”とは…?




「…お主のようには、

生きられぬ。」



は笑う。



腰にある銀を携えて。



「俺は…要らない存在だ。」



少年は知る。



広く煌めく世界の中で。




「光の元で生きるには、

業を重ねすぎたのだ…。」




2011.11.15~2012.7.29