美代ちゃん【短編・完結】

怖かったぁ💦 現実にありそうな話で、思わずゾクッとしました。 たった6ページなのに、これだけのものが書けるなんて凄いな、と思いました。 最後は、良く無事だったな、という感じでしたが、ちょっぴり暖かくて良い余韻を与えてくれました。 人形の魂……。 人形にも、愛を与えてあげる事が大事なんだな、と思いました。

共感 自分が子供だった頃、いつも祖母の部屋に行くとあるはずの人形が無かったのでどうしたのか聞いたら古いから捨てたといってました。 でも、数日後、その人形は元あった祖母の部屋の戸棚に飾られてたので再度どうしたのか聞いたら、ゴミ捨て場に捨てたはずの人形が家の塀の影に落ちていたので、帰ってきたのだと思って元に戻したとの事です。 近所にその人形の事を知る人なんていないはずなので、誰かが持ってきたという事は考えられませんから、自分もその人形が祖母と別れたくないと帰ってきたのだと信じています。 祖母は今はもう亡くなりましたが、今でも祖母がいた部屋にはその人形を飾ってます。 この話を読んでふとこのことを思い出しました。

怖い…… 何気ない日常にありそうだからこそ、怖かったです……。 主人公が昔よく遊んでいた美代ちゃんという人形……。 それを大人となってから屋根裏で見つけて……。 人形にも魂があるのかもしれない……と考えてしまいました。