他人に興味のなかった“僕”の高校時代の友情、淡い恋、嫉妬など、青春を描いた作品です。 ……でも僕の周りにいたヤツは、みんな真っ直ぐに生きていた――。
何も、ドラマみたいな恋ばかりが恋じゃない。
世の中の恋なんて、純愛ばかりじゃないし、
素敵な恋をすることだけが、青春でもない。
それでも、あの頃の僕らは何かを求めながら、ちょっとずつ前に進もうとしていた。
今なら分かる。
――いや、分かるつもりだった。