「僕はただ、この世界に僕が確かに存在していることを知りたい」



裏で支配しているのはたった1人



「誰よりも強く、誰よりも聡く……最強に……」



影の支配者は 野良猫 と呼ばれる


ふらり、と現れては闇に紛れ、誰にもなつかない


身軽で近付きすぎると逃げてしまう



「結果が、目の前に在るものが全て

だから、欺くことは必要ないよ?」



その姿はまるで野良猫のようだ、と……



「誰も、何も、必要ないよ?

だって僕は僕しか信じないから」